6月1日(土) 八幡山教室のお稽古風景~その①~をお伝え致します。

6月1日八幡山教室のお稽古風景
  ~その①~レコード鑑賞


 本日は、夢野晴吉大先生をお迎え致しまして、先週お約束しておりました、清元志壽太夫さん唄『神田祭』の古いレコード(ポリドール)ポリファー式電気吹き込みを聞かせて頂きました。
 
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       まるで蓄音機のようなレトロなプレーヤーは雰囲気満点(笑)


 ♪唄の中では、神田祭隔年の大祭は景気が良いぞ~と、手古舞や、チャキチャキ神田ッコが束になって祭りを楽しんでいる様子、お酒がはいって上機嫌な様子が窺えます。

我が夫が粋な火消しの江戸っ子。勇み鳶職の超イケメン。
その女房はそれが自慢と、気っぷのよさの心意気。
ちょいちょい夫の浮気が心配の種。
祭に喧嘩はつき物とはいえ、夫婦喧嘩は犬も喰わない、いつのまにやら仲直り、木遣り唄で勢いよく賑やかに。

 そして最後は石橋(しゃっきょう)獅子の唄で江戸らしい計らい。
お江戸の恵みに感謝を述べ、たっぷりとした唄い込みを感じる事のできる、
古き良き時代の名演奏で御座いました。
 清元菊輔さんと清元一壽郎さんのお三味線の一音一音が大変美しい音色です。
増幅された音はとても一つの音とは思えない響き。
浄瑠璃は高音域の伸びも豊かに気勢や色気も文句なしの名調子!
さすが清元。お三味線との間の良さが際立っておりました。

 レコード大会はこの一曲の他になんと、素敵なオマケがありました。

 藤本二三吉さんの『春雨』のレコードを聞かせて頂きました。
うっとりするほど色っぽい唄い方、糸の音色も素敵だな~とただただ感心するばかり。
 
 ん?似ている、似すぎている…我が社中の青木かくえ師匠に唄声か?唄い方かな?そっくりではありませんか…♪~θ(^O^ )
家でたまに二三吉さんのCDを聴いているのですが、その時には気がつかなかった!
このレコードから流れるこの唄は本当によく似ていらっしゃいました。

 益々お稽古が楽しくなって参ります。

~その②につづく~