江戸の落穂 ~武士に嫌われた魚の話~
夢野晴吉先生のコラム第三十九弾
江戸の落穂
~武士に嫌われた魚の話~
をお届けいたします。
~武士に嫌われた魚の話~
たまたまテレビを見ていたら、お城と武士の生活が話題になっていました。
たまたまテレビを見ていたら、お城と武士の生活が話題になっていました。
それでふと思い出したのが、ニシン科の魚で『このしろ』という魚が有るのですが、昔の武士はこの魚を食べなかったそうです。
何故かと言いますと『このしろ(城)を喰う』と言って嫌い、縁起を担いで食べなかったそうです。
『このしろ』は私が若い頃、塩焼きでたまに食卓にのぼった事が有りましたが、やたら小骨が多かったように記憶しています。
お寿司で頂く『こはだ』は、このしろの子供です。
「光りもの」と言って小骨の処理や、何より酢でしめるのが難しいそうですが、何年か前に行ったお寿司屋さんの『こはだ』が、断然旨かったのを思い出しました。
それではまた、何か思い出しましたら書かせて頂きたいと思います。
お寿司で頂く『こはだ』は、このしろの子供です。
「光りもの」と言って小骨の処理や、何より酢でしめるのが難しいそうですが、何年か前に行ったお寿司屋さんの『こはだ』が、断然旨かったのを思い出しました。
それではまた、何か思い出しましたら書かせて頂きたいと思います。