~端唄に唄われた大津絵の事①~


青木先生の「師匠のたまにちょいちょいひとり言」の
49回目をアップさせて頂きます。
今日のひとり言は、
~端唄に唄われた大津絵の事①~です。

 
 ♪大阪を立ち退いて、私の姿が目に立たばーー♪
 
 端唄をご存知の方ならば思わず「待ってました!!」の声がかるところでございますが、これは端唄の看板とも云える大津絵(梅川忠兵衛)の出だしでございます。
 
 この唄の元唄は滋賀の近江の国大津追分の三井寺(みいでら)が配ったおまじないの絵を唄ったものです。
 
 絵が現代の漫画のような面白さがあり、人々は大津の土産として持ち帰り、大津絵として持てはやされました。
 
 最も有名な「鬼の念仏」は子供の夜泣きを止めるおまじない絵となっていますが、効能のほどは・・・
 
 今年の端唄の会で大津絵の元唄を私が唄い神田紅さんが踊ってくれました。
 
 その雰囲気がとても楽しかったので、この唄を唄いたいとお江戸の園田さんが大津絵の絵を持ってきてくれました。
 
 私はその絵を見て、みなさんにもぜひ見て頂きたいと思いましたので次回元唄と合わせてブログに載せます。
 ご期待ください。   
                          青木かくえ